持って帰らないで〜
朝の9時前でありましょうか・・・
仕事に行く前のお化粧をしておりました。
「ピンポ〜ン♪」
と玄関のチャイムが鳴ります。
「誰かな〜? こんなに朝早く」・・(まったくもって早くもない時間ではありますが)
お顔の化粧はほとんど出来上がっておりましたので、問題なく私は玄関まで急いで行ったのであります。
で・ドアを開けましたら、宅配サービスのお兄さんとおぼしき男性が立っておりました。
正確にはドアを開けて目が合った瞬間に一・二歩下がり始めて「帰り」の体制をとろうとしていた、そんな状態でありました。
「?」
と・心の中では考えるわけでありますね。
お兄さんはお兄さんで「あ・あの〜あの今・・」
と、なんだか挙動不審な感じ満載です。
「はい〜?」
と・努めて笑顔で聞き返す心優しい私にお兄さんは
「あ・あの〜今気が付いたんですが、配達指定時間が16時以降になってました」
となんだか申し訳ないような、気が小さいような(笑)そんなあやふやな表情で見つめられましたので
「だから・・なに?」
と言う言葉は飲み込み
「別に今いいですよ」
と答えたのでありますね。
あ〜それなのに・それなのに・・お兄さんは
「けどぉ 16時以降にもう一回来ましょうか・・・」
「・・・・はぁ〜い??」
う〜んん・・なかなか面白いことを言うお兄さんだわ。
まあね、これが代引きだとか、家族には知れずに確実に自分が受け取りたい、とか何かしらの理由がある人も世の中にはいるだろうから、そのお兄さんの行動は忠実に自分の仕事を遂行しようとする真面目な方なのかもしれないけど・・・
私宛の品物を私自身が受け取るんだから「今」でも何の問題もないのであります(笑)。
「16時以降にもう一回来ます〜」
と言い張るお兄さんに
「今 ください・今 でいいですから」
と説得?し、やっと商品は無事手元に渡ったのでありますが、何と言いますか・・・疲れました(笑)。
時間指定をしていても、まったく関係ない時間に配達に来る宅配業者もいる中で、あのお兄さんの頑なまでに時間に拘る姿勢はある意味賞賛に値する行動であったのかもしれませんが(そんな大げさな)どちらかと言えば「決められたマニュアル通りに仕事をこなさないと後から怒られるんだよ〜」ってな気の小ささが垣間見えたように思えたのは・・・気のせいでありましょう(笑)。
とにもかくにも頼んでいた商品が早めに届いたことは嬉しいことで・玄関でのやり取りは後から思い出しても笑えることで・「早く誰かに話した〜い」と思ってしまっても(笑)まあ致し方ない いつもと違う朝の出来事でありました。