カルロス・恋の行方

前に録画していた雪組公演『ドン・カルロス』を見ようとスカステをつけたら、毎年この時期になると放送される「初舞台生特集」が流れていました。

今日は2007年93期生の時だったようで『さくら』のオープニングでの口上が始まっていました。
今から見ようと思っていた公演の娘役トップが、この時交代で前に出る3人の中の1人舞羽美海ちゃんだったことに、なんだか凄いな〜と思うと同時に、きっとこの頃の美海ちゃん本人もまだ娘役トップってのは憧れの場所だったに違いないんだろうな〜などと感慨深い気持にもなったのでした・・・って私が感慨にふけっても〜ですが(笑)。

さて・
なかなか面白かった『ドン・カルロス』ではありましたが、最初の方はよく話が分からなくて、カルロスとイサベルって「簡単に言うと親子ってだけでしょう?」なんて思いがず〜っとありながら見ていたんだけど、イサベルってもともとカルロスの婚約者だったんですね。だから密会だのなんのと囁かれていた訳か〜・・・・ってあとで解説を読んで初めて知りました(根本的なことが分かってないよね)。

この公演は退団された音月さんの美声はもちろんのこと、強く印象に残る役ではフェリペ二世の未涼亜希さんの存在でしたねぇ。物静かな中にも威厳だとか、悲しみだとかが、なんだか青白い炎のように見えて前半は「フェリペ主役?」なんて思うほどでしたが。


まぁ結局誰も悪い人はいない、なんだかハッピーエンドで終わったような気はしましたが、果して・・・
カルロスとレオノールは手に手を取ってにこやかに旅立って行ったわけですが、数年後には母国に戻り、やがては一国の王となる定めのカルロス・その妃になる女性が女官でいいのか・・・なんだか結論を先延ばしにしただけのようでもありますが・・・。

いやいや そんなことはどうでもいいのでしょう。
美しい方々による美しい物語なのですから。
それだけで十分です。


そんなこんなの宝塚歌劇団ではありますが(?)なんですか・あれはすごいですねぇ〜。
ドラマに出るんですね。しかも各組のトップさん方が。
なんだかわくわく・どきどきしてしまいますが、これはもう〜楽しみ!
近かったらエキストラで参加したかった〜  それはナイナイ(笑)