うっかりな出来事でアリました

私は「安蘭けいさま」の大ファンでアリます。
ええっ・これだけは声を大にして言えます。

あ〜それなのに・・・ってなファン失格な失敗をしてしまった・・いや・してしまいそうになった先日のファンミ。

出かけるまでの数日間なんやかんやと忙しかった私は、当日お渡しできるであろうお手紙の存在をすっかり忘れておりました。

旅立つ前日の仕事の合間の休憩中に「あっ!手紙!」っと突然思い出すには思い出したのではありますが、そのまま仕事に戻った時にはもう忘れてしまっていました。

次に思い出した時には、飛行機に乗り込む直前だったのでもう間に合わないとあっさり諦めたのでアリました。


東京に着いたら便箋くらいすぐに買えばいいし、時間はたっぷりあったから、書く内容さえ飛行機の中で考えておけばあとはなんとかなると考えたからです。

ところが・・です。

毎度の事ながら私は乗り物に乗ると、すぐに眠たくなってしまうのでありますね。気がつけばあっという間に東京上空に辿り着いており、考えるどころではありませんでした。

それでも慌てず騒がず「まっいいや」と思ったのも、ファンミまでには時間がかなりあったからです。

まずは初めて向かう赤坂アクトシアターを目指さねばなりません。無事についたならばひと安心です。
それに、そこら辺りまで行けば手に入るだろうとなんとなく思っていたのでアリますね。

が・
初めての場所でそうそう簡単には「便箋」は見つかりません。あっちこっちと探してはみたのですがまあ・それでも、まだ大丈夫!と言い聞かせてみたりします。

遠い夏のゴッホ』に涙し、綺麗な瞳子ちゃんには溜め息をつき、満足して劇場を後にした後はいくらなんでも、あまり時間はないと考えた方がいいようです。なんせ「書かねばならない」のですから。

と・いうわけで新橋駅あたりで「便箋」探しです。
が・
初めての場所でそうそう簡単には見つかりません。なぜならあっちこっちと探すうち迷子になってしまうからなんですね。この場合の迷子とは元いた場所が分からなくなる・・ということなんです。

方向音痴はすでに自覚済みではありますが、何が何やらまったく分からない場所でのショッピングを楽しむ余裕などありませんので、時間だけが過ぎていく・・・というなんだか可哀想な事態に陥ってしまったのです。

ファンミが始まるまでに何か少しお腹に入れておいた方がいいかな〜などとのんびり構えていた午前中とは違い、「お手紙なしで瞳子ちゃんには会えない」と、この頃になるともう切羽詰まった状態です。

な・は・ず・なのに・・・

人間って意外と諦め易くできているのでしょうか・・・。
「もういいや〜」となってしまったのでアリます。

大勢の方々が集まる中で、私以外にもそんな人の一人や二人くらいいそうではないの・・・と結論付けてしまうのにあまり時間はかかりませんでした。
「知らない土地でこれだけ探してもないんだもん・瞳子ちゃんだって許してくれるさ」と、その時ばかりはしぶとくない自分の性格に万歳です。

そうとなれば腹ごしらえだわ・と瞳子ちゃんには絶対聞かれては困る心の声を優先して歩き出した途端、目の前になんとも可愛い雑貨屋さんがあったではありませんか。
そうは広くないお店なのにカードやら便箋やらが、まるで私を待っていたかのように並んでいました。
ここは迷わず書くスペースの少ないカードを選ばねばなりません。
なぜなら、もう時間がないからです。

すぐに小さなお店に入りコーヒー片手に「一発勝負」のお手紙書きです。
書きたいこと・伝えたいこと・・・そりゃ〜いろいろありました・・・が・書き損じが許されないこの状況下では ただ一言簡潔に

   「大好きです」

と・・・・

書きたいところではありましたが、さすがにこの歳でそこまでの勇気はないので、当たり障りのない文面に想いを託し、ここまで頑張った努力?は決して無駄にはならないというなんだか達観したような気持にさえなり、私の手紙は無事に瞳子ちゃんに手渡し出来たのでアリました。


と・まあそんなこんなで大事な手紙を書くことを忘れたり、しかたないやっとあっさり諦めたり、ほんとに瞳子ちゃんファンか〜と自分なりのつっ込みは忘れずに入れてはみましたが、今回のこの手紙騒動で分かったことがひとつ・・・


            書きたい漢字が書けない


いかに日頃自分自身の努力で文字を書いていないのかが痛いほど分かりました。

それが分かっただけでも、貴重な体験をさせてくれてアリがとうこ〜ちゃん・・・ってことで〆させて頂くのでアリました。