女王アリは綺麗でアリました

千秋楽の日にやっと『遠い夏のゴッホ』観てまいりました。
なんとなく難しいお話しかなっと思っていたんだけど、そんなことはまったくなくて、自分の想像力を総動員させる実に見応えのあるお話しでした。

最初こそちょっと虫の世界観にう〜?となりましたが、後半の「冬は越せるのか?」あたりになるとゴッホにかなり感情移入していたような気がします。

初めて観るわけだから、時々湧き起こる笑いに??っとなるところもあるにはあったけど、最後には自分の目から零れ落ちた涙に、自分でもびっくりしてしまいました。

ファンミでもとうこちゃんが言っていたように、真の意味での悪い人(虫かな)は誰も出て来ないお話しに、決められた寿命に抗うことなく死を受け入れる虫たちはえらいな〜(笑)と、これまで持ち合わせた事のない感情を発見しましたよ。

だからこそ、ゴッホにも地上に出たひと夏を思いっきり飛んで・歌って・終わらせてあげたかったな〜などと、お話しの趣旨がまったく分かっていない感想を述べたとしても、それは何気ない虫たちの気持が少しは理解できた証拠でしょう。

と〜まあ・そんな感想とは別に、予想していた以上に我らが瞳子さまの出番は少ないのでしたね。
最初にしっとりとお歌いになった後は出て来られません。ゴッホに気持持っていかれているうちに、瞳子女王アリの存在を危うく忘れそうになりました(いやいや・それはナイナイ)。
私はこれまで”瞳子ちゃんが舞台上にいなくてもこんなにお話しが進んでいく物語”を観たことがなかったし、”大勢の中で大勢と同じ動きをする瞳子ちゃん”を観るのも初めてだったから、ある意味新鮮ではありました。
まあもう一つおまけに言うなら、最後に出演者が登場して挨拶をされるあのシーンで、終わりから3番目の登場ってところにも軽く驚きがありましたが(笑)。

そんなこんなで、無事に初見は感動に包まれて終わりましたが、私の真の目的はそこではありません(いえ・これも目的のひとつですよ)。

今年1月のライブに(何の確証もないのに)行く気満々だった私は「1月に東京まで出かけて2月のファンミにも出かけるとはさすがにどうかな〜」と思い、実は参加は見合わせていたのであります。
が・

ライブには見事みはなされてしまい、そうなれば3月まで我慢出来ない!っとなっても致仕方ないファン心理でありまして、急遽追加申込で参戦したのであります。
はい・ですから当然お席は遥か遠く〜ではありましたが、今回も写真撮影がありましたんで、行ってよかったです・・・願わくば前回の時より穏やかな表情で写っていますように・・・。

さて・
瞳子ちゃんは目が覚めるような鮮やかなピンクのブラウスをお召しになっていて、相変わらず細くて・美しくて・面白かった・です。
いつものようにお歌のプレゼントもあったけど、最初の何小節かで歌詞?リズム?が分からなくなった瞳子さま。しばらく音楽だけ流れていたけど、確かに難しい曲に乗せて歌われていたんですね。

「もう一回歌わせて」と瞳子ちゃんからのリクエストで始めからスタートしたけど、ファンとしてはなんだかお得な感じ。
公演についての質問・オフでの質問・どれも楽しそうに話してくれた瞳子ちゃん。
話しながら頭をポリポリする仕草も可愛いな〜と後ろの席から熱い視線を投げかけておりましたが、果して気づいて・・・くれるわけないか(笑)。

けど・
後ろの席のお陰で、瞳子ちゃんの小さなマネージャーさまがカメラ片手にちょこちょこ動きまわられていた姿も観察でき、そんなところも楽しいひと時でした。


東京まで出かけるのは田舎者の私には結構勇気がいるんだけど、愛があれば何でもできるのね〜(笑)と自信はついてきました。が、前回もそうだったけど、今回も目的の翌日がまったく予定がないこと。月曜日でなければ東京宝塚劇場で観劇でもできるんだけど、あいにくと休演日になっているからね〜。大劇場のように水曜日だったらよかったのに・・・。

と・いうわけでたったひとりで大都会東京を観光する勇気も自信もないので、翌日は早々に帰郷することになるのであります。遥々東京まで出かけてなんだかもったいないな〜と思わないでもないけど、まっ・しかたないかな。迷子になるのも困るし(笑)。

今の私にとっては 行って戻って来た だけで、よし!としましょう。
なんてったって「瞳子ちゃんの手はちょっと冷たかった」という心のお土産があるんだから(笑)。