さよなら名探偵SAGIRI永遠に

今回をもって最終話の「名探偵SAGIRI」・・・のはずでしたが、いえ・最終回には違いないけど、なんだか素晴らしい事に最終回を記念して、番組公開収録なるものが開催されるんですね。

「楽しい企画満載でお届けしま〜す」とのことだけど、「紅5」と違ってコンサートのようなものではないみたいだし・・・。詳細は分かりませんが、まぁ分かったところで参加は無理でしょう。たった350人だもんね、招待してくれるの(笑)。
けど「終わっちゃうのか〜 ええ〜っもう一回あるの?!」ってな驚きと喜びは、どなたさまの胸にも去来したであろう事は簡単に想像できます(笑)。
た・だ・し・
350人以外の、その他大勢組はこのスペシャルイベントが終わった後、数ヵ月後を待たねばその楽しみは味わえませんがね(笑)。


さてと・
そんなわけで(どんなわけ?)最終回にふさわしいとびっきりのゲストは、みなさまよ〜くご存知の「雪組トップスター音月桂さまぁ〜」です。

いやいや登場からSAGIRI氏に負けず劣らずの・いえトップスターですから、そこはSAGIRI氏に負けていただいて(笑)男役の真骨頂を思う存分味わえるカッコよさ満載でのスタートです。
何やら今回は、いつも事件の犯人を追い詰める側のSAGIRI氏が、警察に追われる身の容疑者になってしまう、タイトルもそのものずばり「容疑者は名探偵」。
もちろんSAGIRI氏本人に心当たりはありません。

事の始まりは、行きつけの喫茶店でのこと。まったりとくつろぐSAGIRIとホタテマン。そこにやって来たのが古美術商のKEI。美術館から盗まれた絵画を探して欲しいと依頼されるのだが、同時にKEIに届けられた脅迫状にはSAGIRIに探偵をやめろ・とも・・・。

意味不明なアルファベットがますます謎を深めるが、美術館の防犯カメラにSAGIRIが映っていたことから一転追われる身に。身に覚えのない容疑に戸惑うSAGIRIに、ホタテマンはご自慢?のホタ手帳をSAGIRIに託し無事を願う。

このホタ手帳が実は、SAGIRIを追い詰める刑事DAIとPIERO・そして古美術商のKEIを結び付けるヒントをもたらしてくる重要なアイテムに。
脅迫状に書かれていたアルファベットは直訳すると「大いなるピエロ」。
つまりは刑事DAIとPIEROのこと。
以前フランスに住んでいたKEIが脅迫状のフランス語が読めないことはなく、始めから犯人を知っていてSAGIRIに依頼したことが、名探偵SAGIRIの冴え渡る推理で解き明かされる。

過去に大切な絵画を美術館にだまし取られたことが傷となっているKEIはその絵画を取り戻すため・刑事ふたりは仲間だった未涼氏が逮捕されたことで、名探偵SAGIRIに勝負を挑んでみたくなったから・・・とお互いの利害が一致したことで、この計画を立てたのだった。

と・まぁ真実はほんとに近くに落ちていたわけなんですが・・・

現職の刑事がこうも簡単に犯罪に手を染めていいものかどうかはこの際棚上げするとして(笑)毎度毎度のスピーディな解決は実に鮮やかでした。ええ〜時間的制約なんて細かいことは気にしてはいけません。

一応の筋は通った、それなりのストーリーにはなっているんだから、そこは楽しんだもん勝ちでしょう(笑)。
それにしても、舞台化粧なしでここまで「男性」を表現できるジェンヌさんはもうさすがとしか言えませんねぇ。

最後にはクランクアップ記念に音月さんからSAGIRI氏に小さな花束が渡されて、嬉しそうな・ややお疲れのような・充実感いっぱいのような・そんな笑顔で終わりました。

そうそう番組の最後に流れていた曲にタイトルがついたんだけど、何やら10万通の応募の中から8万通に支持されたらしいそのタイトルは
「SAGIRHYTHM」

なかなかいい曲名ですね。

どなたの一通(笑)が採用されたのかは分からないけど、きっとイベントの時に披露されるんでしょうね。

「紅5」に続いて「名探偵SAGIRI」もなかなかに楽しませていただきました。
考えてみたらスカステの番組で、舞台以外のお芝居を、舞台化粧なしでじっくり見たのは初めてかも。
次の企画に誰が出てくれるのか分からないけど、次回は是非娘役さんもたくさん登場させて、どろどろの恋愛ドラマ(韓流ふうに)を見せてくださいませ。

と・


ホンキで思っては・・・おりません(笑)