SAGIRI VSホタテマン

さてさて、今月もやってまいりました
「Brilliant Dreams+NEXT」早霧せいな

『孤高の名探偵 SAGIRI』

今回の舞台は花の都 東京。
SAGIRI探偵に届けられる手紙。
活字を切り抜いて張り合わされた、見るからに怪しい「怪文書」に秘められた秘密とは・・?

いつもは宝塚の町を守るSAGIRI氏が謎に導かれてやってきた東京。怪文書には「東京タワーに行け」との指示。しかもそこでタワーをバックに助手のホタテマンとツーショットを撮るようにとのこと。

乗り気じゃないSAGIRI氏なんだけど、カメラを向けられると「あんなポーズやらこんなポーズ」をとって、結構サービス精神旺盛です(笑)。
しかも、展望台ではちゃっかり双眼鏡も用意してるし。

そんな意外な一面を見せているSAGIRI氏に、再び届けられた手紙には・・・
花やしきの幽霊屋敷に来い」
との文字が。

怪しむSAGIRI氏をよそに、なんだか楽しそうなホタテマン。「せっかくだから」と誘うホタテマンに「今一番行きたかった観光スポットだからな」とまんざらで見ない様子。
「孤高の名探偵」
と言われている割には、なんだか楽しい趣味をお持ちのようです(笑)。

着いた花やしきでは指示通りに幽霊屋敷に入るも、そこはほれ・お見せできない企業秘密ゆえ「音声のみでお楽しみください」なんですね。
お客さんの悲鳴も聞こえつつ、SAGIRI氏とホタテマンの驚きの声も聞こえ、なかなか愉快な・いえ怖い幽霊屋敷のようでありました。

その後も指示もないのに(笑)いろんな乗り物に乗りながらそれはそれは楽しそうで、時々垣間見える表情や言葉が「素」だったところも見逃せないところでしたねぇ。

花やしき観光を楽しんでいるその間にも、ホタテマンは次々と怪文書を見つけ出してはSAGIRI氏に届け、謎はますます深まるばかり(?)。
悩むSAGIRI氏。
なんだけど・ベンチで休んでいる時、隣のベンチで「ふたりだけの世界」でいちゃつくバカップル100%の二人を見ていて突如事件の真相が見えてくる。

そこへまたまた怪文書を持って戻ってきたホタテマン。最後の指示は「ドーナツ屋さんに行け」との事。
もうSAGIRI氏に迷いはありません(笑)。
ドーナツ屋さんの前で事件の真相を解き明かすSAGIRI氏。
なかなか渋い演技です。しかしながらカメラワークの中にはごく普通にドーナツを買っているお客さんも映っていて、日常と非日常がごっちゃになっていて、なかなか普通のドラマでは見られない面白いカメラアングルではありましたが。

さて

事件の真相は・・・。

いつも人々の平和のため?忙しく働くSAGIRI氏が怪文書に踊らされながらも、東京の観光スポットを満喫できたのは、そうなんですね、ホタテマンからのささやかなバースデープレゼントだったのですよ。

今回、ホタテマンの優しさが心に沁み入る温かいストーリーになっていて、事件とは言い難い決着だったけど、この謎は名探偵SAGIRI氏にとってはステキなプレゼントになった事でしょう。


今回の撮影はごく普通に一般の人びとも映っていた中での演技だったにも拘らず、早霧せいなさんのカッコよさがとても自然で、さすが男役っと感心いたしました。全然違和感のない佇まいはもうさすがとしか言いようがありません・・ってくらい素敵だったのです。
なんですがぁ〜

実に楽しかったSAGIRI氏の活躍も、いよいよ次回が最終話。
残念ですがFINAL編には、最後にして最高の・雪組「ラスボス」・・あの方の登場もあり、これを見逃したら後悔すること間違いなしです・・・(笑)。

「真実はいつも近くに落ちている」
が・モットーの名探偵SAGIRIも怪文書に込められていた「メッセージ」には言われるまで気がつきませんでした・・・が・あれは誰が見ても気が付かない(笑)。
オチとしては面白いですが、もう少し分かりやすくしてくんなきゃ〜。
そこ・ち〜っと甘かったかな・・・
おっと
今回の題名は

「甘い怪文書

でしたぁ(笑)。