ガラスの風景に佇む人々

どうやら九州地方の梅雨も明けたようで、かなり暑いです。
これからしばらくは、お天道様との仁義なき戦いが続きます(笑)。
はい・暑いのはとにかく苦手!です。

けど、食欲が落ちたり夏バテすることはないので、一向に痩せたりもしないんですがね・・・。

そんなわけで(なんの関係もなく)涼紫央さんのさよなら公演に合わせて放送されていた新人公演主演作『ガラスの風景』を見たんですが、涼さんはその前の『プラハの春』でも新公主演をされていたんですね。

と・いうことはその時トップだった香寿さんの作品連覇なんですね。まあちなみに、そのあとの新公は5作続けて柚希さんがされてますが。
涼さんのトーク番組で何回か聞いたことがある、コートだったかスーツだったかの上着を脱ぐとき2枚一緒に脱いでしまい、シャツのまま銀橋を渡った・・という話はこの『ガラスの風景』の時のだったかなと思ったけど、プラハの方だったみたいですね。

当時は脱がせる役の娘役さんが大泣きした事を、もう懐かしそうに笑い話として話していた涼さんが印象的だったけど、涼さんの人柄では決して娘役さんを責めたりはしないだろうな〜と思った事も思い出しました。

で・
『ガラスの風景』は若干ミステリーもので大人なドラマって感じだけど、まあ香寿さん・渚あきさんが大人の雰囲気十分で、このふたりだからこそ成り立ったお話しなのでしょう。新公だとやっぱりその「おとな」な雰囲気を出すにはまだまだ未熟な感じはしました。

それでも、涼さんの落ち着いた演技はさすがだな〜と思ったけど、クレマン教授に向ける疑惑の眼差しがもう分かり易す過ぎて(笑)もう少しうまくごまかせないのかな〜といらぬ心配をしてしまいましたよ。
そしてやっぱり本役さんは凄いな〜と思ったのが、そのクレマン教授を演じた初風緑さん。
優しそうな紳士でありながら、冷たい陰の部分をチラチラと覗かせるあの雰囲気は、到底新公学年では出せませんよ。本公演映像を初めて見た時、このクレマン教授気持悪っ(笑)って思ったもの。

あととうこちゃんが演ったミラー警部を柚希さんがされていたけど、こちらはもう〜若い!
警部って言うより、配属されたばかりの新米刑事って感じ(笑)。
一生懸命大物振り?を出そうとしている感じは十分伝わりましたが、この時点ではとうこちゃんの「頭脳明晰で人生の酸いも甘いも経験したような大人な敏腕刑事」を表現することは難しかったと思えます・・・ええ〜 とうこちゃんファンですからなんとでも言わせてもらいます。

けど、とうこちゃんもそれまでは割と青年役やら若い役が多かったから、この時くらいから大人になってきたんですよね(笑)。この時のとうこちゃんの素敵さ・かっこよさ・は誰にも否定できないはずです(笑)。

まぁとうこちゃんの事はいいです。
新公話しでした。

ミラー警部の部下役で陽月華さんもいたけど、まだまだ下級生なのにこの頃から実にのびのびと楽しそうに演じていたんですね。ちょっと娘役らしからぬ大胆な表情も見ていて面白かったです。

この作品がもう10年も前のだから当り前ではあるんだけど、今も現役で活躍している上級生が新公をやっている映像はちょっと不思議な感覚です。
物心ついた時からいる近所のおばちゃんは、生まれた時からおばちゃんだったんじゃ、と思っていたら実はおばちゃんにもキャピキャピな娘時代があった〜ってことは想像できない・・・あの感覚〜ってそりゃジェンヌさんに失礼な話ですが・かなり。

いえいえジェンヌさんは妖精さんなんだから10年前も今もお変わりなくお美しい〜!ここだけは(それ以外にもありましょうが)断言できます。

う〜んと前の新公映像はなかなか面白いし、スカステ10周年番組の中でも「先輩方の新公作品が見てみたい」って語る生徒さんも多かったから、是非とも見せて頂きたいもんだけど、今ほど映像としては残っていないのではないんでしょうかね。
今の生徒さんはいいですね・きっちり本公演並みに残してあるし・・・。

はて・
いいか・悪いか・は新公主演をやった方が判断することか〜(笑)。