梅雨とはいえ・・・

「これまでに経験した事のないような大雨」
を・経験した九州在住の某県民です・・。

いやいや・凄いのなんのって。
我が家の裏手にある小さな川も、過去に何度か氾濫をした事があるらしいから、床下浸水のニュースは他人事ではないのです。

今はその川も河川工事のお陰で余程のことがない限りまあ大丈夫・・・のはず・なんだけど、今回に限ってはちょっと不安でしたがね。

朝方の雨と雷で寝不足なうえに、パトカーのサイレンの音・役場からの情報放送の声・・・ただ事ではない様子・・・けど・正直なところは眠い・・・静かに寝させて〜。


と・まあまるで他人事のように感じていた部分も実は少しあったのも事実。
そんな事を思っていたからか、バチが当たったのかもしれない今日の出勤騒動。

いつもの道は途中までなんてことなくスイスイと・けど・大雨の中を走っていたんですね。
結構な坂を登りきって進んだ先に問題発生。
こんな地形的に高い場所のどこにそんなに水があるんだ〜ってくらい道路の両脇には溢れていて・・・・いえいえ・こんだけ雨が降れば雨水はどこにだって惜しみなくあるのですよ。そんな雨水が少し低くなった道路に溜り冠水し、走っていた車はみなさん立ち往生。

しばらく見ていると先頭からUターンして戻ってくる。どうやら先には進めないのね・と判断し私も前の車に従い横のわき道に入る・・。

が・
そこからがいけなかった。
まったく土地勘がない道は、走っていてもどこに向かっているのかさえ分からなくなる始末。

早い話が山の中に入り込んだ様子。
カーナビ?
そんなのついてませんがな。いまだかってカーナビのお世話になるところなんていったことないし(笑)。

山の中の細い道をぐるぐるするうち出勤時間は迫ってくるし・場所も分からないし・で泣きそうになりながらようやく出会ったおじいさんを、これまで自分の回りに居るどの男性より頼りに見えたとしてもここでは問題ないでしょう。

道を教えてもらい、どうにか地図が読めない女は読めないなりに、本能に従いつき進んだ結果、無事に見覚えのある場所まで辿り着くことができたのでした。
見覚えのある大きな道に安心はしたものの、そこはそこで渋滞しまくり、ノロノロ運転最悪です。

もう遅刻を覚悟しつつ、けど結果的にはなんとか間に合ったのでしたが、上司は大変な思いをしながら辿り着いた経緯を身ぶり手ぶりで訴える私の話しを聞き終わると

「そんな無理して来なくてもよかったのに〜。こんな状況じゃ遅刻してもしかたないもんね〜」

となんとも話しの分かる人間に大変身しておりました。

そうなのよ・・・こんな大雨の中電車やバスで出勤する人はそれが止まれば、出勤しょうにも出来ない訳で、諦めもつくけど、車の場合はいくつかの道があればそこを通ってなんとか行こうとするもんなんですよ。

根が真面目なばっかりに?なんとしてでも辿り着こうとした自分はまるで社員の鑑のような気が・・・するわけないけど、気持のどっかで大雨の被害も大変な状況も自分にはちょっと関係ない、と思っていたところに大変な目に合い、やっと人さまの痛みが分かる大人に成長したような気が致します・・・・(?)。

と・いうわけで、この大雨も峠は過ぎたようです。


ホントのところ、仕事仲間の方のお家が浸水したり、身近なところの橋が流されたり、被害は大きいです。
自然の猛威の前には人は弱いけど、取敢えずは無事に家に居られること、それは本当にありがたいことです。