難易度ウルトラQ

もう終わっちゃいましたけど、花組公演の『復活』と『カノン』。これが始まる前に「今回もたくさん反らせていただいてます」と話す蘭寿さんを見ながら、実際には舞台を観ることができるわけでもなかったから「へ〜っ」と想像も出来ないんでいたんだけど・・・

『カノン』のフィナーレ近くの群舞のシーンだけニコさまで見る事ができまして、確かにこれは凄い離れ技だわ、と感心いたしました。
舞台上で反るならいざ知らず(いや・みなさん知ってますが)大階段でのあの反りは凄いわ。

ファンの方々が「やめてくれ〜」と言いたくなるのも分かる気がいたします。きっとあそこまで反ったら客席もちゃんと見えるんでしょうね。

前から思ってたんだけど、男役さんと娘役さんが組んで踊っているダンスで、娘役さんが男役さんの肩にちょっと手を置いてぐぃ〜んと反るシーンがある時、男役さんの片手は娘役さんの背中にほんの少し添えられているだけなのが、実は不思議でありました。

あんなに反ってもお互いの手が触れ合っているくらいの力関係でいいのか〜なんて思って見ていたんですね。けど・今回蘭寿さんのあの反りを見て分かりました。娘役さんは別に支えてもらわなくてもひとりで十分反ることができるんですね。だから男役さんも力いっぱい支える必要がないって事が。

飛んだり跳ねたり曲がったり・・・いろんなことができる方々だものね〜そっくり返ることぐらいわけない事なんでしたね。なんとなくそうかな〜と思ってはいたけど、蘭寿さんの反りで確信できてよかったです(笑)。

それにしても、あの大階段でのダンスは流れる曲もダンスも素敵ですね。
今回花組の男役さんが着ている水色の衣装は、以前宙組に和央さんがいた頃『ネオ・ヴォヤージュ』だったっけかな・ここでみなさんが着ていた衣装だと思うけど、そのシーンの音楽の素晴らしさとダンスが大好きで何回も何回もそこだけ見ていたから、そのシーンが甦ってきました。

また、組替えになる朝夏まなとさんと蘭寿さんふたりのダンスも、当時の和央さんと大和さんのダンスを彷彿とさせるものがあって、ますます懐かしいな〜などと思いながら見ておりました。

宝塚の衣装はけっこう〜使い回しされているから「あ〜あの時のだ〜」と感慨深い時があるものだけど、そんなとこもまた観る楽しみかも。


今回『カノン』の方は全国ツアーでもまた公演されているんでしたねぇ。
全ツの階段は最高でも5段しかないから、この一番上で蘭寿さんは反っているんですかね。
もしそうなら、今度はみなさま安心してご覧になれていることでしょう。