咲く花・散りゆく花

昨日の雨風でせっかくの桜がもう散り始めてしまったけど、今日はまた素晴らしくいいお天気。すっかり春〜ですね♪

と・
いうわけでもなんでもなく、撮り溜めていたスカステ放送を集中して今見ております。霧矢さんと蒼乃夕妃さんのサヨナラ特別番組・・。
退団していくトップさんや娘役さんのこれまでを見せてくれるんだけど、毎回思うのは、その番組に付いているタイトルが実にその人を的確に表現しているなあ〜ということ。

蒼乃さんの「Dancing DOLL」なんて、そのものですよねぇ。霧矢さんは「愛しき日々に別れを・・・」ですもんね。
この番組が流れだすと「あ〜段々近づいて来たんだな〜」としみじみとしてしまう。

東京公演が控えているとはいえ、大劇場が終わってしまった寂しさや安心感からか、けっこう過去のトップさんは思ったことを素直に話している感じがしたけど、霧矢さんはどこまでも真面目なお話しぶりで、その人となりが表れているのでしょうか。

蒼乃さんの番組の方は、デュエットダンスが出来上がるまで〜が最後の方で流れていたけど、こういう映像はこの番組では珍しいのかも。蒼乃さんといえば、やっぱりダンスですもんね。あんなに足が上がったり体を反らせたり出来たら、どんなにか世界が変わって見えた事でしょうが、あいにくと・・もなにも普通の人間にはできないあの素晴らしいダンスには、見ていて気持がスカッとします。

トップコンビのデュエットダンスはどうしても男役の方に目がいってしまうんだけど、この二人は、なんでか気が付くと蒼乃さんしか見ていなかった。もちろん霧矢さんがダンサーであることは分かっているんだけど、蒼乃さんのダンスには目が離せない魅力があって、ひと言でいうなら彼女の踊り方が好きなんだと思うんですよ。

踊り方そのものは決して「男前」ではないし(笑)流れるようなドレス捌きも綺麗だし・・娘役さんのダンスをこんなに気にしたは彼女が最初だったのかもしれないなあ〜。

そんなこんなで、春なのに〜お別れですね〜♪なんて寂いしい気持になっていたら、スカステニュースでは初舞台生のダンス披露の様子があってて、こうやって時間が流れていくんだなぁと、ますますしみじみです。


初舞台生のダンスを眺める宙組の方々の、なんとも嬉しそうな顔が印象的だったけど、野々すみ花さんが涙ぐんでいたお顔も可愛かった。この時期、ダンスを初披露する生徒も感極まるものがもちろんあるんだろうけど、それを見ている生徒さんもおんなじようにぐっとくるものがあるんでしょうね。
みんなが同じ道を通って歩き始める・・・・いいところではありませんか・宝塚って(笑)。

さてさて
月組の桜が散るまでにはまだまだ時間があります。私が観た時は2月の初めの方だったから、あれから随分と進化を遂げたことでありましょう。
霧矢さんの男役集大成が遺憾なく発揮されている舞台・・・・・もう少し真面目に観ておけばよかったと悔やまれてなりませぬ。