さいあくぅ〜

毎日仕事を始める前に必ず自販機のコーヒーを買って、一息ついてから仕事場へと向かう。これがお決まりの日課
どうしてもコーヒーが飲みたいわけでも、たいして美味しいわけでもないのに・・・。
単に時間があるからその時間つぶしに立ち寄るだけの、ほんと無駄な一杯(笑)。

小心者の私はかなり余裕を持って会社に行く。だから早い話が早く着き過ぎるだけのことなんだけど、時々その一息がつけない時もあることはある。出勤時間がたま〜に変更になる時。
そんな時は時間をつぶす必要がないのでコーヒーは飲まないんだけど、これが不思議と毎日の習慣になってるもんんだから、飲めないと飲めないなりに飲みたくなってくる(笑)。

そんな日は出勤途中のコンビニに・わざわざ立ち寄り・わざわざ缶コーヒーを買い求める事になる。そうして着くまでに飲み干してしまう。
で・
今日も一息つける時間がないからコンビニに寄ろうかとも思ったけど、ちょっと時間もなかったし家にあるコーヒーをボトルに入れて車の中で飲もうと考えた。
うん・ここまではいい考え・毎回買ってたんじゃもったいないもんね。
けど・ここからが私の私たる所以・・・作ったコーヒーをボトルに入れたまではよかったけど、キャップ(ふた)はどうせすぐ飲んでしまうんだし面倒だからいいや〜とせずに車を走らせた。

思いのほかコーヒーが熱いうえに、飲むためのキャップがないもんだから直接口を付ける金属部分がやたらと熱くなっている。なので若干揺れる車内で恐るおそる慎重に飲んでいた。それでもなんとかうまいこと飲めるもんだな〜なんて気を抜いたとき、それはやってきた。
前を走っていた車が急にブレーキをかけた。ついいつもの条件反射で私も何のためらいもなくブレーキを踏んだ・・・

ええ・お分かりかと・・・・。
ブレーキを踏んだ衝動で前につんのめった体を立て直す時の反動で、飲んでいたコーヒーは見事に口から溢れ鼻の回りまで濡らし、そのままだ〜っと顎を伝い首から下へと流れていった・・・。

熱いコーヒーは思いっきり口の中を満タンにし、これでもかってくらい流れだして着ていた白っぽいセーターに茶色いシミを残した。
これから仕事に向かおうとする私にとって、これはあまりに可哀想な出来事ではありませんか〜。いえ・コーヒーが溢れている顔を想像したら笑えますが・・・。

ああっ〜・けど

口の中が熱かったです。
口の回りも熱かったです。
なにより洋服がコーヒーくさかったです。

なのにお昼休みには何事もなかったかのようにまた自販機でコーヒーを買い、帰ったら帰ったで取敢えずはコーヒータイムよね・と2杯飲み・・・

そんなにしてまでなぜに飲まずにはおれないのか・・・・
何が私をそこまで駆り立てるのか・・・・

答えは簡単です。


コーヒーはカフェインでできているからですよ(涙)。