一羽目のカナリヤ

スカステ放送の『カナリヤ』を今頃やっと見てみました。
所々見たことはあったけど、最初から最後までちゃんと見たのは初めて。

いや〜 かなりコメディータッチのお話だったんですねぇ。
実にいい味を出していた春野寿美礼さんに何度となく笑わせていただき、トップ時代のキザな男役とはまた違った一面も楽しめて、面白うございましたよ。

そして驚いたことにこれって、正塚先生の作品だったんですね。
と・いうことは、アドリブなんかなくても、お互いの間やら台詞のやり取りやらだけで、笑いをとっていたんでしょうね。

今見ても面白かったから、最近壮さんで再演された『カナリヤ』も楽しかったことでしょう。

それにしても、今見ると春野さんをはじめ、瀬奈さん・彩吹さん・あすかさん・舞風さん・蘭寿さんと凄いメンバー揃いだったんですね。
音羽麗さん桜 一花さんは、この時に続き今回も出演されたことになるけど、さすがに当時の役どころではほとんどせりふがなかったから、壮さん主演の『カナリヤ』を見るのが今は待ち遠しいですよ。まだ・まだ先の話だけど。


このお話しのキーワードは・・・カナリヤのふん・・・(笑)なのかしら、と実は思ったりしながら見ておりましたが、正塚作品には欠かせない未沙のえるさんが最後、天使?神様?あたりの人だったってところに軽く驚きを覚えてしまいました。だって、ただの浮浪者だとばかり思っていたんだもん。
考えて見たら、題名のカナリヤの保有者?だもの、ただの浮浪者で終わるわけない(笑)。未沙さんの存在の偉大さを忘れておりましたよ。
まっ・それでも最後の最後は宝塚的な終わり方ではありましたがね。


十数年前の作品を今見ると、当時の出演者の方たちのほとんどがその後スターになっていて、そんなところも見ていて楽しいんだけど、そのほとんどの方々がもう退団されているわけだから、なんというか時の流れは寂しくもありますねぇ・・。

な〜んて・きっと見ながら私が宝塚で2番目に覚えたジェンヌさんの名前が未沙のえるさんなんで、その未沙さんが退団されるのをやっぱり残念に思ってるからに違いないからなんですね。

けどまっ・こうやって映像に残り未来永劫まで語り継がれるわけだからよし!としましょうかね・・・・(笑)。