とうこちゃんに逢えない憂鬱

07年の月組公演『マジシャンの憂鬱』のスカステ放送を見ました。もう4年も前の作品になることに月日の流れの早さを感じましたねぇ〜。
と・いうのもこの少し前からスカステ放送を見始め、この頃は何を見ても楽しくて、おまけに宝塚の情報がいろいろ分かってくるから時間があれば見ていたような気がする、そんな時期だったんですね。



そんな頃に公演されていた『マジシャンの憂鬱』はナウオンとかもしっかり見ていた記憶がある。



そしてこの公演はもう何回かスカステでは放送されていたと思うし、それを見たのも初めてではないんだけど、今回の放送ではなんだろうな〜今までになく楽しいお芝居だったんだな〜と思ったんですよ。



しかも、今頃になってこの作品が正塚先生の作・演出だった事を知ったわけで・・・。
正塚先生のお芝居って暗いぞ〜って印象があるんだけど、もちろんそんなのばっかりじゃない事も分かってきたけど、この作品はちょっとした仕草・会話・動き・が可笑しかった。




よく千秋楽ではアドリブやらなんやらで(まあ・いろいろですね)すごく笑いが起きる事があるけど、あれは何回も観に来てくれた方々のためにサービスも含めたお礼の意味合い(わからんけど)と、もう終わりだしなんでもやっちゃえ(笑)的な自己満足?な部分もあるんだろうけど、正塚先生のはそんなアドリブではない、お芝居の流れで笑えるところがなんか素晴らしい!



もちろんシャンドール役の瀬奈じゅんさんの台詞のタイミングだとか、相手の台詞に対しての動きが緻密に計算されているからこその可笑しさがあるんだろうけど、こんなふうに見ていて「くすっ」と笑わされるシーンが随所にあるのに、話の流れそのそもは真面目に(笑)続いていく・・・それってすごい事なんだわと今回あらためて気がついた・・・わけなんですねぇ。



つまりは



この作品好きだわ〜と思ったんです。



おまけに 瀬奈さんは卒業しちゃったけど、霧矢さん・大空さん・3人ものトップスターが一度に見られるんだから、なんとも贅沢でありがたい作品ではないですか〜  という事はもうすでに 周知の事実 であるのに、今更ながらに感動するあたりが「とうこちゃん一筋」がゆえの偏ったヅカファンらしいところなんですがね(笑)。



ただ、マレーク誘拐の首謀者あたりの追い詰め方が分かりづらいんだけど、ここら辺は内部事情により割愛なんでしょう(笑)。
しかし〜
おなじクスッとした笑いでもとうこちゃんの『シークレット・ハンター』とは大違いだわ、と思うとちょっぴり悲しいけど、まっ・いろんなバージョンあっての歌劇団なんでしょう。



さて
先日の台風が過ぎた後、直接的な被害は何もなかったけど、急に涼しくなってなんだか秋の気配を感じる今日この頃。



とうこちゃんはお稽古に頑張っていることでありましょう。
これからの季節はなんだか人恋しくなる季節・・・・
とうこさまにお会いしとう〜ございます。