MASKの違い?

大劇場雪組公演作品には巷の評価が若干厳しいようでありますが、そういう感想こそなんだか却って見たくなってくる人間の不思議(笑)。
観に行けないし、行ける予定もないからここは静かに傍観しておく事しか出来ないけど、児玉先生の作品は当たり外れがあるんだろうか・・・??



そんなわけで宝塚バージョンはほとんど分からないからパスして、映画版
「The Man In the IRONMASK」
の話にいくと
これはもう今から14年くらい前の作品になるけど、ほんと感動的な作品だったんですよね〜。



なんてったって音楽がいい!
何年か前の冬季オリンピックの男子フィギュァスケートで、金メダルを取った選手がこのサントラのアレンジ曲を使っていたけど、この曲に合わせてフェンシングのポーズをしながら滑る様はもう素晴らしい!の一言でした・・・ので金メダルだったと思うのですが。



それに映画の中の音楽はよ〜く聴いていると、ドキュメント番組だとか王宮を扱った映像シーンのバックに使われていることもよくあったし(今はそうでもないけど)。



出演しているディカプリオはルイ14世とフィリップ役の演じ分けがさすがだな〜と思った記憶がある。
しかしまぁ・私の心を掴んだのは、レオさま・ではなく四銃士ジェレミー・アイアンズジョン・マルコビッチガブリエル・バーンといった名俳優の方々なんだけど。



映画館にも何回か見に行ったし、一時期はその方々の出演作品は手あたり次第見まくったほどの熱の入れようだった(笑)。



映画そのものは今ほどCGが使われていた訳ではないから、実際の城での撮影や戦いの場面は今思えば「ちょっとしょぼい」気がするけど、ある意味CGを使わずともあれだけの映像美が出せるのは素晴らしい事だったのかも。



まあ宝塚に限らず、この映画でも「えっ?それはなんだかな〜」と思える場面がないこともなかったけど・・・・
例えば


10年近くもMASKをつけてつけて牢獄にいた割には、助け出されたてマスクを外した時のお顔がなんともお美しくて、さすが王様なんだわ(笑)と思ったし、その前の救出劇も大胆といえば大胆過ぎるわけなんだし〜。


それでも、計画が崩れてルイ14世にもう一度マスクを付けさせられるフィリップの絶望した表情とかは、鮮明に覚えてるもんなんですね。


当時の四銃士の面々はその頃もいいおじさん(笑)だったけど、あれから10年以上経ってもっといいおじさんになっていることでしょう。


宝塚版とこの映画版はストリーそのものが違っているようだけど、興味がある方は一度見てみてもいいかなとさりげなく言ってみたりします(笑)。



雪組公演にはかなりの期待感を持っていたんですがね〜・・・・私にその判定が出来るのはまっ・1年後ですかねぇ・・・・・。