華奢なベルナール

大切なmy「とうこコレクション」禁断の秘蔵DVD(笑)をなんとなく眺めていたら、いつの間にかつい手に取ってしまったのが『外伝 ベルサイユのばら


これは九州方面にお越しいただいたありがたい作品だったので、それこそバスの後を追っかけて福岡・大分・小倉と観劇した想い出多い公演(実際にはバス追っかけてませんから笑)。


久々に見ていたら「やっぱ男役のとうこちゃん・いいわぁ〜♡」という思いと「やっぱ歌がうまいな〜♪」という今更分かりきったことを懲りもせずに認識してしまうという美のスパイラルに陥る事に(笑)。


当時散々な言われようだった「外伝」が、この3部作目にしてよもや見る者の涙を誘う事になろうとは、きっと某脚本家の植田センセーにも予想がつかなかったであろう・・・程の見事な作品になった事はあまりにも有名な話・・・(脚色させて頂いております笑)。



いやいや・とにかく今見ても面白うございました。
「ベルばら」は宝塚の様式美に則った由緒正しい所作が何よりも大事とされる演目。出演者のみなさんが大仰に演じる中にあっても、なんだかいつもとあまり変わりなくベルナールを演じているとうこちゃんは某センセーへの反乱を試みていたのか・・・?(笑)。


そんなふうに感じたベルナールは、クライマックスシーンでロザリーを叩かなかったらもう完璧な人物だったんだけど(笑)。これはまあやっぱり脚本に問題あり・だね。



その後の『ネオダンディズム3』も見ながら、このショーは好きだなと思った・・・とうこちゃんがいっぱい出るから(笑)。
いっぱい出るから最後の方は汗も出てるけど・・・。
このショーの最後のデュエットダンスは、これは湖月わたるさんの退団公演のための作品だから同じ曲でダンスをしていても「ここで駆け寄ってリフト!は・・・とうこちゃんはしないんだよな〜・・」と毎回華奢なとうこちゃんが愛おしくなる場面(笑)。


この公演が始まった時にはもう退団が発表されていた時だったので、なんだかこのデュエットダンスあたりは涙でよく見えなかった事を今でも覚えている自分もちょっと愛おしい(?)。


そして・この外伝のオスカルが実は一番好きなんだということも、この際言わせてもらおう(笑)。
大劇場のとうこオスカルよりベルナール編の涼オスカルが私は好み。それは単に描き方の違い・・・って事だけなんだけど、トランプをヒュ〜ンと飛ばすところなんてまさにマンガの世界じゃありませんか。
まぁ・特にひとりだけ色が白いってとこもお気に入りだけど(笑)。



見終わってDVDをケースにしまう時何気なく見たら「ベルばらオリジナル切手シート」プレゼントのはがきが挟まっていた。
3部作全てお買い求めいただくともれなくプレゼント〜だったらしいけど、
はてさて・


この3部作が非常〜にお気に召してお買上げになるベルばらファンと、ベルばらの切手が欲しくて3部作を買うベルばらファンと、果してどちらが多かったんだろう???


どっちでもいいです(笑)。
もう終わった企画だから・・・。