ファントム・ラントム・ランラントム

7日にとうこちゃんのお顔を拝見した次の日に、大劇場で花組公演『ファントム』を観劇して参りました。

この公演が決まった時からなんとか見てみたいな〜と思いながらも、公演だけを観にわざわざ出かける事はできないので、とうこちゃん絡みでも観劇できてよかったです。


この『ファントム』せっかく行くんだから2回は観てみたいなと、最初は考えていたのであります。最初チーム77のトークは夕方の部のみを頼んでいたので、その日の大劇場の11時は観劇できるよな〜とワクワクしたんだけど、そのあとチーム77の追加連絡で、ちょっとだけ天秤の針は左右にゆらゆらしたんだけど、コロッととうこちゃんの方に傾き、目の前の?とうこちゃんを振るなんて事できっこないよ〜というとうとちゃんらぶぅ♡の心理で落ち着いたのでありました。


で・1回こっきりの『ファントム』でしたが、プロローグの
「ぼぉ〜くの 叫びを〜♪」
から、あのDVDでしか見た事ない世界にいるんだと思うと、この時点でもう感動です(笑)。
ここからファントムがセリ下がりするまでの流れが大好きで、白鳥から黒鳥に替わる瞬間・従者とのダンス・この時の音楽・・・・もうこれだけでわたし的には大満足です・・・・





ここで終わってはつまりませんゆえ、感動は残しておくに限ります(笑)。



蘭寿とむさんのファントム、随分若いんだな〜という印象があった。声もちょっと高めな気がしたけど、父親役の壮さんが落ち着いた声と雰囲気で好演されていたから、バランス的にはとっても良かった。


ファントムの顔の傷は私が見た宙組の時より、なんだか綺麗なんだけど、あのくらいの傷なら地上でもなんとか大丈夫なのでは(笑)。
それでも、クリスティーヌがお顔を見せて・・とマリア様のような声と身振りで懇願するシーンでは、どうしょうかと悩み苦しみ葛藤するさまが小刻みな動きで現わされていて「どうするの?どうするの?」と話の展開は百も承知なのに拳を握りしめてしまった。


あんなに優しくあなたを受け入れるみたいな事さんざん歌っといてね、いざ仮面を外したら途端に悲鳴を上げて逃げるんだから、ファントムじゃなくても傷つくよね・・・・。



だからこそ、ここのファントムの悲痛な叫びが辛いし、涙が出てしまったんだけど、この場面での悲鳴云々は宙組公演の時も話題になってたから、それほどクリスティーヌが純粋な心をもっている、ということなんでしょ。
純粋さゆえに、傷つけてしまう・・・・


で・蘭乃はなちゃん・クリスティーヌ、もうかわいい〜です。
びっくりしたのはお歌がうまい!!ってこと。
私の中では正直ここまで歌えるとは失礼ながら思ってなかったので、こんなに安心して聞ける事に満足でした。
クリスティーヌはどうしても花總さんのイメージが強過ぎて、彼女ほど歌える人はいないだろうな、と思っていたので実は蘭乃さんの事はよく知らないのに、頑張ったんだろうな〜と勝手にその成長ぶりに感動させてもらいました(笑)。
実際昨日チラッと見たプロダクション・ノートでの製作発表での歌声にはハラハラしたもの。


途中何度か蘭ちゃんクリスティーヌが桜乃彩音さんに見えて、どちらかといえば蘭ちゃんは花總さん似のような気がしていたので、なんだか不思議・・・。同じ花組だからだろうか・・・・??

あと、フィリップはこの日は朝夏まなとさんだったけど、銀橋での殺陣は・・・とうこちゃんの方がやっぱりうまい・・・んじゃないかなと思いましたが・・・。
フィリップがクリスティーヌを捜しに行く時の、なんだか(ひとりだけ場違いな)軽快なメロディーの歌は今回はなかったような気がしたけど(違う歌になってたのかな)あれはとうこちゃんならではの歌いこなしだったと思わせて下さいませ(笑)



宙組のキャリエール・樹里さんの台詞回しが実はちょっと苦手だったから、今回の壮さんキャリエールにはただただ父親としての苦悩が感じ取られて、パパの罪作りな所行も許しちゃう・的な感情移入がすんなり出来て、壮さんのそれは私好みのキャリエールで嬉しかった。



クライマックスシーンの銀橋での親子の会話もさることながら、壮さんが歌い上げる「愛おしい息子よ」のあたりは、壮さん渾身の力を・感情を・想いを込めているのがストレートに響き、ここは観てるこちら側まで鳥肌が立つような感動が伝わって来た。
涙出ちゃいますよ・・・。



最後のショーは、本編とは何ら関係のない歌ばっかりだったけど、『スカーレット・ピンパーネル』みたいに曲のアレンジを変えてラインダンスにしたりとか、ダンスにしたりとかしたら、もう少し本編の余韻に浸れるのでは、と思うのは私だけ・・・?

あと・仙名彩世ちゃんがすぐに分かったのが嬉しかった。彼女にもどんどん活躍して欲しいな。
そうそうなんだかファントムのいる地下にはやたらとローソクがあって、それはそれできれいなんだけど、ファントムがキャリエールに「僕がここに火を放てば・・・」っていう台詞を聞きながら「その前にあの膨大な数のローソク、1本でも倒したらおお事だよ」なんて事考えてしまっても仕方ないほどの数です。
暇な人は一度数えてみてください・・・・(笑)。

衣装もセットも豪華でやっぱり宝塚ならではなんだろうな・・と、やっぱりここが好きだな・・とあらためて思いながら、後ろの席に座っていた男性ばかり3〜4人の方々の会話が面白くて(ほら・後ろの声って隣よりよく聞こえるじゃない)男性だけでもやって来るんだと思った次第です。

さってさて・
次はとうこちゃん絡みの観劇となると、10月かな・・・・。
ああぁ〜それでもとうこちゃんの公演時間優先だから、場合によっては観劇出来ないんだよね・・・。


やっと九州も梅雨が明けて、これから夏本番!
なのに、もう10月の事考えてしまっても、誰にも責められない・止められない・とうこちゃん大好きファンの気持はみんなおんなじハズ!?


しか〜し梅雨明けと共に  あ・つ・い・!!

とうこちゃんに逢いに行った日がこんなに暑い日でなくてよかった(笑)