クレオパトラの手招き

『MITSUKO』公演が大盛り上がりなこの時であっても、次回作『アントニークレオパトラ』のインタビューを聞くとそちらも気になるものですが・・・・。


クレオパトラのとうこちゃん・なかなか妖しい雰囲気があっていいではないですか。
アントニー役の吉田鋼太郎さんは、名前だけでは分からなかったけど、写真で見たら「あぁ〜この人」と失礼ながらも思いました。シェイクスピア俳優で国内外で評価されていると言っても、シェイクスピア俳優ってものがどんなのかさえ知らないからね・・・。

とうこちゃんとこの吉田さんのインタビュー記事を読んでいると、何と言いますか・とうこちゃんが「蜷川さんの舞台に出られる事が本当に嬉しい」と喜びを語るのと裏腹に私の気持はなんだか沈んでいく・・・・・のでありますが・・・。


蜷川演出の「人間の汚れた部分、人の見たがらないところを惜しげもなく表現する」ところに魅力を感じると役者魂を持ったとうこちゃんの、なかなか深いご発言ですが、その〜あまりリアル過ぎるのは・・・・などといってはいけないのでしょうが・・・。

なんですか・一幕ラブシーンから幕開きなんですかね。おとなの・しかも不倫な関係なんですよね、アントニークレオパトラって。
けど、そういう役こそ遣り甲斐があるものだと語る吉田さんも、強さもしたたかさも美貌ももった女性をやるのは楽しみと語るとうこちゃんも、舞台に対する・役に対する気持の入れようは「らぶしーんはいやっ!」ってごねるわがままな、ただの素人には到底理解できない別次元の世界があるのでしょう。


とうこちゃんが「出演できるのが楽しみ プレッシャーに負けず 今はやるしかない!」 という言葉に期待しながら、少しずつ心構えを(何の?笑)していこう。