ごめんなさいな勘違い

今日の『MITSUKO』物語は・・・・
「とんでもない勘違いでした」編。



〜っの前に私は人さまの顔やら名前を覚えるのが大変苦手。だから初対面の人の名前だとか特徴を瞬時に覚えられる人が羨ましい・・・けどどうにもこうにもしかたないからもう諦めているけど・・・。



しか〜し・今回このミツコでは自分のアホさ加減に拍車が掛かるというおまぬけな話。



ミツコさんがハインリッヒと結婚していろんな国を回りやっとお城に辿り着いた時のナレーションに
「ミツコの話し相手は夫と使用人とバービックだけだった」
を聞いて
「夫・・あぁハインリッヒね。使用人・・そう使用人ね。バービック・・?何それ?森の小動物?」
その時の私の頭に思い描かれたのは、広い小麦畑の中からちょこんと顔を覗かせるカンガルーのような動物。
後で気づいたけどバービックは冒頭で自己紹介もあってて、その間にも何回も名前は出ていたはず・・・・なのに、その時初めて私はバービックの名を意識したんだ。



ごめんなさい・・・けどバービックって響きがいけないんじゃ・・・なんて誰も思ってないよね。



そして最大にして痛恨の勘違い。



この公演の青年リヒャルト役がWキャストで、ジュリアンさんと辛源さんがやる事は知っていた。そして写真で見る限りふたりは似ていた。
けど、誰がどの公演をやるのかなんかはまったく知らなかった。まあ正直にいうなら興味がなかった(ごめんね)。
そして、一つの公演を日替わりでするのだろうと何の疑いもなく思い込んでいたから、大阪公演の終盤からずっと見ていて不思議に思い始めた。



私が見るリヒャルトは毎回同じ人に見えるけど、やっぱり似ていただけあって歌い方も仕草もそっくりなのね・・・と、でも昨日のリヒャルトと今日のリヒャルトは違う人がしてるのよね・・・と、笑い話にもならない間違いにとうとう気付くことなく千秋楽を迎えていた。



それでもどんなに似ていてもず〜っと同じ人に見えるのはなんかおかしいぞっと帰ってからもう一度スケジュールを確認したら、大阪公演は全部辛源さんが出ていたのね。そっくりもなにも同一人物だもの・似ていて当たり前なんだよ。
この時ばかりは誰か私の記憶回路をちゃんと繋ぎ直してよ〜と思わずにはいられなかった。
こんな勘違いをなんの疑問も持たないまま観ていたのは、あの広い劇場のあのたくさんの人々の中で私くらいだったろう・・・。



おまけにもうひとつ。



ミツコとハインリッヒの主要人物以外の出演者は結構いろんな人物になりいろんなシーンに出ていたけど、もちろんそんな事は1回目にはまったく理解出来ていなかった。ただ、踊ったりコーラスの時に百面相並みに表情をつけて歌う男性にどうしても視線がいってしまって、私はそれがミツコの父親だと思って見ていた。
けど、リヒャルトがパン・ヨーロッパ運動を説いている時ちょっとだけ歌う人の声を聞いて「この昭和チックな・演歌チックな歌い方をするこの人こそミツコの父親だあ」と気が付いた。百面相の人はフンボルトさんだった。この間違いには早い段階で気が付いたけど(笑)このおふた方、決して似てはいないんだけどね〜



あと・実は細々と勘違いしていたことは・・・・



子役の子どもたちはプログラムで見る限り、女の子3人に男の子1人なのに舞台には男の子3人いるぞ・・・とか
突然出てきたリリーが誰のなんなのか??で終わったこと・・・とか



ただでさえ怪しい記憶力を頼りに観る訳だから、初見からすべて理解できるとは思ってないし、そんなおまぬけな見方で「感動しました!素晴らしかったです!」といったところで説得力に欠ける事も分かっているけど、それでも十分胸を熱く出来たのはとうこちゃんのおかげでありしょう。



まっ・ここでまとめて ごめんなさい と謝りつつ
『MITSUKO』の「ツボ」物語がまだ続くんだよね・・・・。