カサブランカでダンシング

一年前の作品なんだけど、ついこの間あっていたような宙組公演
カサブランカ
の放送を見ました。


なんというか、大空祐飛さんってこんなにカッコいいんだってあらためて思い知った感じな作品。
いえいえ十分分かっていたんだけど、TVでじっくり見ていると表情の切なさであったり、苦しさであったりとかがじんわり伝わって来て、ただ見せ方のうまさだけじゃない今まで培ってきた男役としての実力を見た思いです。


何ぶんにそれを見る直前まで、星組バウ公演 『ハローダンシング』を見ておりましたんで、何と言いますか若さあふれる軽さ(笑)に益々そう感じのは致し方ないないところであります。


で・カサブランカ野々すみ花さん演じるイルザが、リックとラズロの愛の間で
「私にはわからない」
ってせりふを言うシーンがあるけど、言わせて下さい。
「私こそあなたの気持が分からないわ」


結局のところどうなの?
ふたり同時に愛しているの?
誰かのために誰かを忘れられるの?
って答えを求めたがる私には、こんな大人な世界は理解出来ませ〜ん(笑)。



最後ねえ・・・リックとイルザは苦しんだ挙げ句の結論でぎりぎりのところで納得したんだろうけど、見ているとなんだか一番可哀想なのはラズロかなあという気がした。ほんとのところを気付いているのかいないのか、この先どうぞお幸せに〜と願わずにはいられない。



この作品は大空さんお披露目公演なんだけど、なんか余裕と貫禄ありまくりですよね。
大空さんの野々さんを包み込むあの包容力と、現公演『誰が〜』でも感じたけど相手役さんが愛しくてたまらない気持が溢れていて、こんな姿を見ているとやっぱり、トップスターには娘役トップの存在が絶対必要だよって強く思う。


大空さんは作品にも恵まれているのでしょうね。
よく生徒さんたちが、大恋愛のお話しがやりたいって言うけど、大空さんはそんな大恋愛が似合うひとだな。



で・もってせっかく『ハローダンシング』も見たんで、これについてもひと言も、ふた言も語らせて頂きます(笑)。
この公演は各組の下級生クラスの生徒さんが中心でやったものかな。
これまでも、何回もスカステで放送されていたけど、まったく興味がなかった。
だって知らないひとばっかりだったもん(笑)。
07年公演だから放送は多分その後だったろうけど、この頃はまだまだ殆ど下級生の顔と名前が一致しなかった。
でも、今なら星っ子なら大体分かるようになったから見ていて楽しい。
彩海早矢さんがメインだったんだろうか・・・とにかく目立ってたしダンスが素晴らしい!・・・・
んだからさぁ〜
歌っちゃったらさぁ〜・・・残念かと・・・(笑)。



これには真風涼帆さんも出ていたんだね。
彼女は『スカーレットピンパーネル』のラインダンスの時に強烈な印象を残してくれて、衣装は可愛いのにかなり男前な表情に釘付けになりましたとも。
それからあっという間に大ブレイクされて、よかったです(笑)。
このときも最初は気がつかなかったけど、やっぱり長身なんで目がいっちゃうんですよね。男役としては恵まれた抜群なスタイル、どうぞ大切に〜。


それにしても、あんなふうに跳んで回って思いっきり踊れたらどんなに気持良いだろうかと思いましたよ。今度私が生まれ変わる時はバレエが踊れる人になる予定です。もちろん宝塚を目指すのです。そしてトップスターになるのです。
現世では絶対(この世に絶対はないと申しますが、あるんですね)無理なことも、来世ならなんとでもなります。
だから



You Can Do it !!


ひと様を応援している場合ではありません。


「がんばれ! わたし」  です。



取敢えずは1Kg増えた体重を何とかしたいです(笑)。