悪役が楽しい訳

「こだわりランキング」
は、やっぱり語らずにはいられません(笑)。



今回は「印象的な悪役」
9位の「BOXMAN」・・・寿組長のあれは悪役だったんだぁ・・。初めて見た時はあまりの可笑しさに「誰この人」ってことで覚えた名前だった。たしかに、千秋楽のディケンズの面白さはパワーアップだったな。最後の挨拶の時の拍手も凄かったのを思い出したよ。
番組のあの短いシーンでも十分笑わせて頂きました。



8位は「コパカバーナ」のリコ。うん、リコは悪い人だった。
コメントの「薬なんかなくてもハバナについて行っちゃう」が面白い。
リコがベッドに横たわるローラにハンドパワーを送る(違うと思う笑)シーンで上着を脱ぐとこは、とうこリコはちょっと丁寧過ぎ(なんかハンガーがあったらしっかり掛けちゃいそうだ)。大和リコのようにバッと脱ぎ捨てるくらいの荒々しさ(笑)が欲しかったな。



6位の「ゼンダ城の虜」の香寿たつきさんのは見た事はないけど、あれだけでもホント悪人だなあと分かる。あそこまでの悪人はやっていても気持ちがいいだろうな〜なんて思ったり。公演を見てはいないけど、今回の中ではわたし的には一番の悪人に見えた。



5位の「白昼の稲妻」は水さんランブルーズが登場。
とうこちゃんじゃないのが少し残念だったけど、どうせなら両方見せてくれてもいいのに。スカピンは両方流してくれたじゃん。
とうこランブルーズがべラを抱き寄せてにやりと笑うとこなんて、もうすてき〜っなのになあ(ちょっと違う?)



3位はやっぱりこれ
「エル・アルコン」のティリアンさま!
とうこちゃんもよく言っていたけど「主役が悪役はあまりない」ってことで始めから終わりまで悪かった(笑)。
考えて見たらこういうお話しが成立したのも、とうこちゃんだったからこそ、と思っても決してファンの欲目ではないでしょ。
もちろん私もティリアンに一票です。



2位は「スカーレットピンパーネル」のショーブラン。
確かにねぇ〜その時代背景からしたら悪人なんだろうけど、舞台上のショーブランはなんか憎めない人だったな。おまぬけな部下に振り回され、自分の信念だけにすがり突き進んでいく割には、賢いんだかなんだか分からない甘さがあり、彼は彼なりに一生懸命だったんだろうな、と同情してしまうとこが悪人じゃないよなぁ〜って思わせたんだろうか。
私はこのショーブランの役こそ、とうこちゃんに演って欲しかった!!(・・・・と今でも思っている)



1位は「太王四神記」のプルキル。
これは星組のを観た時、涼さんがず〜っと「悪役がやりたい」って言っていたのを知っていたから、これがやれてよかっただろうな、と思ったのを覚えている。
プルキルは花の壮さん、星の涼さん同期で演じたんだね。よかった よかった・・・・・・(なんとなくね)



こうやって悪役をみていると、やっぱりトップが悪をすることは稀なことなんだね。
普通は2番手の役になるんだろう。よく2番手時代はおいしい役が多いって聞くけど、たしかにとうこちゃん2番手時代が長かったから、そんな役にも多く巡り会えたのかもしれない。
もし、今回の放送でとうこランブルーズとリコとティリアンと、おまけに安禄山まで入っていたりしたら、10位中4個もとうこちゃんで占めてしまうもんね(笑)。とうこちゃんファンは大喜び(・・していいのかなあ)だけど、番組的にはまずい・・・だろうな。





「悪役ランキング」があるからには「こんないい人見た事ないランキング」もやってくれたらいいのに・・・。
って、ヅカ的にはいい人は多すぎるか・・・・。


もしあったとして
究極のいい人ってこの頃のでは、パーシー・ブレイクニーだ。



自分の危険も顧みず、他国のために財産さえ投げ出し、あかの他人を助け出すその勇気。
見返りさえ求めず、イギリス貴族という脈打つ血のみで正義のために立ち向かうその精神。
これぞ、まさしく「いいひと」だな。


けど、ほんとの「いいひと」は 実は、
パーシーから仲間に誘われるピンパーネル団員たちだ。


パーシーはいいのよ、自らの信念で活動してんだから。
でも、お友達はたまたま居合わせただけのあの状況下にあって、パーシーの頼みを断ることなんて出来ないもん。
あそこでピンパーネル団に参加した、あのひとたちこそほんとの「いいひと」たちだ。
だから、私はピンパーネル団に



         一票


を投じたい!!

だから、そんなランキングないってば(笑)。