レディとうこ

さすがに今月スカステで放送されている『龍星』は見ないけど(もう何回も見ているから・・)「安蘭けい」という役者の存在を知った初めての作品だから、これは感慨深い。


耳に残るメロディーと、とうこちゃんの汗や涙の熱演に感動したあの日のことは今でも覚えている。暫くの間はほんとに、繰り返し繰り返しこれを見ていた。



正か悪か・・で言えば龍星は悪人なんだけど、そうならざるを得ない生い立ちに龍星の哀しみが垣間見えて、ストーリー的には少なからず首を傾ける場面があったにも拘わらず、違和感なく表現しているとうこちゃんの役者としての力を知らされた思いがした。



だ・か・ら・・・





正直『王家に捧ぐ歌』のアイーダ姫には最初かなりの抵抗があった。
あの・龍星を見たあとに、だよ。あの男くさいっていうか人間くさい龍星で感動した私に、つま先立ちでラダメスにしがみつくとうこちゃんは「あっちゃ〜」ってなってもそりゃあしかたないでしょ(笑)。



龍星を見てティリアンを観てリコを見て〜のフルコースではアイーダ姫はデザートとしては刺激が強過ぎ(笑)。
そう、男役の「安蘭けい」に落ちた私には女役とうこちゃんは、すんなり受け入れられる姿ではなかったの。


放送されたのを録画したはいいけど、どうしても見る勇気(笑)がでなくて長い事封印したままだった。



けど、巷の評判は公演が終わって何年も経つのに概好評で、「アイーダがかわいい」とか「「アイーダでとうこちゃんのファンになった」とか根強いアイーダ神話が残っていた。
いい加減見ない事には話しにならんな〜ってことで、意を決して見たわけ。



たしかに全編に流れる音楽は素晴らしい。
お話しも感動的に出来ている。
わたるさん演じるラダメスの包容力は限りなく深いし大きかった。


で・
とうこちゃんアイーダはねえ・・・。


ええっ・かわいかったですとも!


見慣れてきたら・・・(笑)


すぐに まあ可愛いってわけにはいかなかったけど、あれだけの「男」を演じているとうこちゃんが必死(?)に女の子になっている、と思うだけでいじらしいではないの。
今にして思えば、これがあったから退団後の『AIDA』がすんなり受け入れられたんだと思う。



なぜ、今『龍星』に「アイーダ」なのか・・・・。
いやぁ  スカステのHPを見ていたらたまたま『龍星』が目に入り、ついでにアイーダが思い浮かんだだけで、いかにして私がアイーダ姫を受け入れたかを語りたかった訳では・・・・ない・・と思うんだ・・。



この頃のとうこちゃんが見る度にすっかり素敵な女性になっているから(って言ってもナマとうこさまではないけど)なんだかそんなこともあったんだなあ〜と不思議な気がしたから・・・。
きっとクリスマスが近づいてきたからかな・・・って関係ないよ。