なまもの故に〜

今日のFROM TOKOからのタイトルにちょっとびっくりしたのは間違いなく、とうこさま大好きファンでしょうなあ。



舞台は生ものですからねえ、どんなハプニングが起こるか分かりません。


ハプニングと言えば、先日スカステで見た『ベルばら』にもありましたっけね。
ハプニングというか、忘れ物っていうか、落とし物?
フィナーレ最後の大階段を使ったデュエットダンスで端っこにある黒い物体。
なんだっけ、あれなんだっけ・・・って気になってダンスどころではなく、それにくぎ付けなわけ。
ダンスが終わって、パレードになって、階段を下りてきた方が拾ってソデに投げた時にその物体が帽子だと分かったけど、あのデュエットダンスシーンで1番観客の心を奪ったのがあの帽子であったろう事は、想像に難くない。


あれは、きっと踊っていたお二人の目にも入っていたはず。
あの後落とし主は叱られたりしなかったんだろうか・・・・と35年も前のことを心配してみたりする(笑)。




花組の全ツ『哀しみのコルドバ』で見たものは、あれはなんだったんだろう。
組長さんが誰かと会話しているシーンだったけど、組長さんの動きが明らかにへん。
いや、正確には組長さんは殆ど動きのない台詞だったんだけど、左手が胸の下辺りで妙な緊張感を保ったまま動かないの。
なんか、衣装の下で何かが落下しそうなのをさりげなく、さりげな〜く押さえてますよ〜って感じ。
もうそれが気になってねえ、組長さんには申し訳ないけど、台詞のやり取りは全く記憶にないの(笑)。


で、その回のショーだったかは定かではないけど、今度は、かわいい娘役さんたちが出てきたシーンで、こりゃまた、めったにお目にかかれないようなものが、くっついて出てきたよ。
ひらひらのドレスと一緒に登場したのは、なんていうかつり竿みたいなの。棒の先に細い紐みたいなのが付いてて、その紐がすそに引っ掛かってるの。
当の本人は気付いていないようで、回りで踊っている人がなんとかはずそうと踊りながら引っ張るけど、はずれない。
棒はそのまま一曲踊ったのち、ソデにはけていった。
そのグループの何人かはそのまま残って違うシーンの踊りを続けていったから、もし、その中のひとりだったら・・・って思うとどうなっていたんだろう。
しかし、なんのための棒だったのか、もその娘役さん同様大変気になるところではあった。


よく(でもないと思うけど)鬘が取れたとか、お髭が〜とか靴が〜とかのハプニングも、これこそ生の舞台でしか味わえない、ファンにとってはある意味「ラッキーなもん見ちゃった」と思えるありがたい(?)ものであったりするわけ。



今回のとうこちゃんのように痛い思いとかするハプニングはごめんだけど、なにが起こるか分からないからこそ、みなさん気を付けてくださいね、って思う。


宝塚の千秋楽の挨拶で「ひとりの休演者もなく〜」って言われるけど、ほんとそれが一番ありがたい事なんだね。



とうこちゃん 先はまだ長いよ   どうぞご自愛くださいませ・・・ね。