花吹雪に愛が舞う

今月のスカイ・ステージでは、とうこちゃん主演の『イカロス』と『花吹雪・恋吹雪』が放送されている。
どちらも、もう10年以上前の作品になるが、私は当然のことながら観ていないから、あまり時代を感じない。


イカロス』を初めてTVで見たときは、なんて素敵な声で唄うんだろうと、まだ始まる前の、バラが一輪しか映ってないシーンだけで涙が出たほどだ(笑)。
これは、ご本人はもとより、当時観た人にとっても忘れられない作品だったんだろうな。


『花吹雪・恋吹雪』も同時期に見たような気がするが、これはなんて言うか、とうこちゃんの色気と言いますか、ホントに綺麗なお顔と仕草にうっとり出来る作品だなあ〜と思っている。
こんなにいい作品に仕上がったんだもの、そりゃあ斎藤センセーも捨てられた子犬を拾ってもらったような気分にもなるだろう(笑)。


当時から評判だったらしい(笑)ナマ足も、襟元をスーッとなぞる指先も伏せた睫毛もスッゴクいい!・・・が、実はストーリーには若干の疑問もあって、何度見ても分からない。
いや、話は分かる(単純だもの笑)。解釈の仕方というのか・・・。


初音との間にできたであろうモニカとは、そこにあったのが愛情なのか、親子愛なのか、はたまた、単なる癒しを求めてだったのか・・・。


う〜ん
きっと、答えを見つけようとして見てはいけない世界観なのかもしれないが、気になる〜。


この2作品に限らず、とうこちゃん主演の作品はどれも何回となく見ているが、何気に一番見ているのは



『愛するには短すぎる』だったりする(笑)。



出演者それぞれのキャラクターが際立っていて、わたるさんやとうこちゃんはもちろん、立樹さん涼さんも楽しい。
正塚センセー の作品はアドリブ禁止だとかで、TVでは、大劇場千秋楽と、東京千秋楽、多分DVD収録のと3つ見たが台詞が増えたりしていた以外、千秋楽お決まりのアドリブはなかったと思う。
けど、何回見ても、同じ場面で笑ってしまうのは、掛け合いの間や、出演者が創り上げたキャラクターの見せ方が面白いからだろうか。
もし、この作品がアドリブなんでもOKだったら、千秋楽はどうなっていたのかしら。



でも、そのままの方が面白いのかもしれない。
きっと、正塚センセーのこだわりは、計算された笑いこそが、真の笑いである、と独自の美学・哲学をもっていそうだから。知らないけど・・・・(笑)



今度、この作品は中日劇場で再演されるが、正直見たいような、見たくないような、実際には見に行けないけどお(涙)、それでも楽しみではある。
柚希さんが、わたるさんと同じようにおっきいというころでは、あの包むような包容力が期待できそうだ。まあねねちゃんもおっきいけど(笑)。



『愛短』は大好きだけど、やっぱりトップ作品じゃないと台詞しゃべっていても、カメラはトップさんしか映さないんだね。



そこんとこが、ちょっぴり悲しかったりする・・・わけだ。