まだまだ語りますわよ

今でこそ一人前の「とうこファン」である、と自信を持って公言できるけど、実は初めてTVで見たとうこちゃんの印象は、あまりよろしくはなかった(笑)。


CS放送に加入後はそれこそ、時間さえあれば見ていたが、その時は多分「お披露目トークライヴ」の放送予定の案内のダイジェストが流れていた頃だった。
「4回目の受験で受かった話」に「よく諦めずに何回も挑戦したもんだ」とか、「それって才能があるのかないのか微妙だな〜」と思いながら、「誰なんだろうこの人、結構面白いけど」位の印象だった。


次に見たのは『シークレットハンター』の博多座の舞台レポートのシーン。
この時のとうこちゃんは喉の具合が悪くて、レポーターの質問には殆ど答えていなかった。代わりにあすかさんや立樹さんが話していたんだけど、なんとなく「感じわるっ」って思ったもんだ。


後で初日の挨拶の映像を見たときには、あまりの痛々しさに胸が切なくなった。その頃、それを知っていれば、それに出てくれたことさえありがたいと思っただろうし、「もうしゃべんなくていいから休ませてあげて」と神様にお願いしただろう(笑)。


その次が多分「こだわりアラカルト」の中で殺陣をしながら歌っていたシーン。とうこちゃんの迫力ある殺陣と歌声に感動したのだけど、それぞれに見ていたシーンのとうこちゃんが同じ『安蘭けいさま』だとは結びつかないでいた。


そして、点と点が繋がり一本の線になるようにして、出会うべきして出会った(笑)作品が『龍星』だった。
もちろんこれも安蘭けいさま主演とは知らなかったのだが、先の「アラカルト」で見たあのシーンがあるのはこの作品なんじゃないかな、という直感!だけで見ていた。


そして・・落ちていった・・・。


正確には殺陣のあったシーンの作品は『花吹雪恋吹雪』だったんだけど、『龍星』は私を一夜にして虜にするには充分な作品だった。


お話自体は少々難しくて、1回見ただけでは理解できなくて「え〜っと・で・誰が龍星?」と思ったのだが、その日からとうこちゃんの歌声が耳から離れなくなってしまうのだ。


神様も罪なことをなさるものだ。
この時から、私の生活は180度変わったのだから・・・。


きっと、宝塚ファンになった人それぞれに、ドラマチックなトキメキの出会いがあったはずだ。


いつか機会があったら、だれかの「私だけの♡ストーリ」を聞いてみたいものだ。