カラスと書きもの机が・・・
無事に終わった大阪公演を無事に見届けてまいりました。
やっぱり東京で観た1回の公演では、その世界観がいまいち分かっていなかったんだな〜と思い知らされましたよ。
扉ごとに色の違うキャラクターたちが、色の違うワールドを見せてくれる・それが初見ではなかなか繋がらなくて、鏡の国に向かう時芋虫君やネコさんや白のナイト、それにうさぎさんとアリスが団結して突き進んでいくそのシーン・・・ピンパーネル団を彷彿とさせるそのシーン・・・が・大阪公演でやっとひとつに繋がりました。
「そうか〜そうなんだ〜」と・・・(笑)。
それぞれがみんなアリス・・・。
独りでは行けない鏡の国・・・。
観れば観るほど奥の深いお話しに、ただ楽しいだけではないワンダーランドの住人に共感できました。
が・
やっぱりそこに住む人達は面白かった。
白のナイトの登場シーンは毎回笑いが絶えないけど、一番の見せ場で転んでしまったジャック。自ら「転んだ〜」と白状したにも拘らず、結構いつまでもアリスに突っ込まれていて お気の毒(笑)。
けど、あんなにストレートな歌詞で情熱的に歌われたんじゃ、悪い気はしないと思うんだけど、そこがアリスには「口先だけね」と思わせるところなんでしょう・かわいそうなジャック(笑)。
うさぎさんにクロエのことを聞くために心を落ち着かせるアリスのあのポーズ、だんだん長くなったんじゃないんですかねぇ。赤ちゃんをあやす時みたいに可愛い声になっちゃって、やれば出来るアリス(笑)。
ハートの女王と帽子屋はもう〜流石!としか言えない圧倒的な歌唱力。
聴いてる方も歌ってる方も(たぶん)満足感200%〜では・と思います。
とうこアリスは、若干ハスキーな歌声ではありましたが、どのシーンでも相変わらず聴かせてくれました。
特に最後の最後の力強い歌声には鳥肌立ちましたよ。
なんだけど、歌い終わるか終らないかのうちにライトが消えるのがなんとも惜しい〜・・と毎回思っておりました。
とうこさま自慢の「さあ〜ど〜ぉ?」って表情が見えないじゃん(笑)。
まっいいでしょう。
再演も決まったことだし、アリスとはまた会えるんだから。
千秋楽の挨拶では、その再演についてはひと言も触れられなかったけど、出演者が変わるかも・・って事なんでしょうか。
取敢えずは、今のこのカンパニーでの千秋楽が大切ってことなのでしょう。
何回もあったカーテンコールでは、共演者の方々との仲良し関係がよ〜く見えて、そんな嬉しそうな楽しそうなとうこちゃんを見ているだけで、幸せになれました。
ファンタジーなんだけど、こども向けではない おとなのためのファンタジーワールド。
素敵な作品に出会えて「ありがとうこちゃん」です♪