愛は国境を越えて

『MITSUKO』のハイライト・ライヴCDを毎日通勤途中は聴いているけど、聴いているうち「あの曲も入れて欲しかったな〜」とか「終わり方がいかんな〜」とかまあ・いろいろと文句も出てくるわけでして(笑)。



同じ曲のアレンジが多いから省いた曲もあるんだろうけど、ミツコさんが裁判の時に唄う歌は是非入れて欲しかったな。あと息子リヒャルトとイダのことで言い争う時の歌も・・・。
けど・なんてったって入れて欲しかったのは晩年のミツコさんが歌う「後ろを振り向かずに」
あの力強い歌声とそのあとの「さよなら リヒャルト」という台詞は欠かせないと思うんだけどな・・・。


でもって・CD最後締めが「私の人生は何だったの?」ではなんだか辛いんですけどねえ〜。
まあCDはエンドレスで流れるんだけど(笑)。


最後はやっぱり舞台と同じ曲で終わってくれた方が、若かりし頃のミツコさんの笑顔が甦ってきて幸せになれるのになあ。


まあ・どうしょうもないけどね、今更(笑)。
けど・
嬉しいのは青年リヒャルトがジュリアンさんバージョンと辛源さんバージョンの両方で聴けること。
テレビ放送はジュリアンさんリヒャルトで、自分が観た辛源さんリヒャルトはもう記憶の彼方に行っちゃっててぼんやりとしか思い出せなかったんだけど、声を聞いたらそのときの舞台が鮮やかに甦って来た。


どっちかっていうと、辛源さんリヒャルトにより思い入れがあるので、このCD収録は嬉しかった。


あとは子ども達って大人顔負けにうまい!
舞台を見る時はどうしても仕草やらセットやらにも気がいってしまうけど、歌だけを集中して聴くCDではそのうまさが際立つといいますか、コーラスとかもさすがだな〜と、あらためて実力派の方々が創った舞台だったんだと思いましたよ。


CDを聴いては『MITSUKO』の世界に浸り、「アンクレ」の本を読んでは『アントニークレオパトラ』の世界に想いを馳せ・・・そうやってしばらくの間はとうこさまに逢えない寂しさを紛らわせたいと考えている所存でございますう。


だって
私の愛は


国境を超えられなかったんですもの・・・・