当日券はお好き?

宝塚で公演中のチケット販売状況や、当日券が何気に気になったりするのは、私だけではないだろう、と思う。

退団公演でない限り、大劇場の方はSS席以外なら大体チケット確保は楽なようだ。
東京はさすがに、難しいようだけど。


あの初演作『スカーレット・ピンパーネル』でさえ、公開当初の2階席は空席が目立っていたし・・。
それまでの観劇が1階席ばっかりだったので、初めて2階席に座った時の空席状況には驚いた。
なんだか、出演者の方々に申し訳ないような、できれば、2階方面には視線を送らないで〜とさえ思ったほどだ(笑)。


けど、2階席1番後ろは当日券席になっているから、そこら辺付近はけっこー埋まっていたりする。


と、言う事を実は知らなかった。席云々ではなく、当日券の存在を・だ。


私のように遠方から遥々遠征しなくてはならない身としては、当日券などに期待して飛行機に乗れるほどの、度胸と博打心は持ち合わせてはいないのだ。
旅の宿とチケットは最低限必要不可欠な物で、現金は忘れてきても、チケットだけは忘れるわけにはいかない。
だから、当日券がある事を知ったのは、少し経ってからだった。〜と言っても、とうこさま在団中にこれを利用したことはなかったが。


初めて当日券で観たのは、『薔薇に降る雨』だった・と思う。
もちろん事前に手配していたチケットもあったのだが、これで男役大和悠河さまにはもう会えないだ、と思ってもう1回観ようと思ったんだ。
これは、大和さん退団公演だったのに、なぜだか余裕の当日券確保と空席っぷりにちょっとばっかりびっくりしたんだよ。まあ平日だったから・・。


で、それからは当日券も観劇の回数に含ませて観るようになった。


が、当日券完売の後に、立ち見券があるって事を知ったのは、そのあとだった。


水さん退団公演を観に行った時、その日は日曜だったことや、着いた時間が遅かったこともあり、当日券はすでに完売。
その日の目的は別にあったとしても、ここまで来て諦めるわけにはいかんな〜と立ち見券を買ったのだが、



知らなかったの・・・。


立ち見券って当日券より高いのね・・・。



ええ〜っ・だって立って観るんだよ・・。
疲れるじゃんかよ〜・・。


いつも、いやってくらい宝塚のHP見てるんだから、そんくらい知っとけよって話しだけどさあ〜。
しかも、この時の私にはお芝居の後のショーは見る時間が無かったんだよ(涙)。


立ち見券だけでも手に入ってラッキーなんだろうけど、中に入った時間が遅かったから、センター付近はすでに場所取りがされていて、立って観るのに端っこだし、前半しか観ないのに料金高いし、靴のヒールは高くて痛いし(暗くなってから脱いだけどね ナイショ)。
ある意味、水さん最後の男役同様忘れられない思い出となりましたよ。


こうやってね、痛い思いをしつつ段々賢く(?)なっていくんだろうな(笑)。



そう言えば東京まで観に行っていた頃は、劇場のすぐ前の某ホテルに泊まっていたけど、朝ごはんを食べながら何気なく見た先に、当日券のために並んでいる人達を見かけたっけ。
座るシートやら単行本やら持参で準備万端でみなさん臨んでいたんだね。
けど、そうやって当日券って言う存在が身近にある生活が羨ましいんだよね。


やっぱり、大好きなとうこちゃんに会いに行く時には、手元にチケットが無いと眠れないと思うしね(笑)。


『ワンダフル・タウン』のあとの、『エディット・ピアフ』や『MITSUKO』もきっちりチケット確保ののち、出かけることは言うまでもありません。



もし、手に入らなかったら・・・・


なんてことは考えないんだよ(笑)。