そして再び

昨日の土曜日、朝7時前には出発して出かけた所は
  『山』

今回は八方ヶ岳・・という知る人ぞ知る・・かどうかはまったくわからないけど、それなりに地元では有名?な山。

事前下調べでは、登るのに要する時間は2時間から2時間半くらい、らしい。

まっ・いいでしょう〜と意気込んで出かけたのでありますよ。
けど、朝から実にいいお天気で、日頃お天道様とはあまり仲良くしたくない私としましては、紫外線対策にはものすご〜く気を使います。

これでもか〜ってくらい何層にも塗りたくった日焼け止めに帽子・手袋・サングラス・と、そんなにしてまで行かなきゃいけないの?ってな完全防備(笑)。


さて・さて・
下調べしていった割には途中で道に迷い、30分ほど時間のロスをしてしまいましたが、8時30分ごろには無事に登山道に辿り着き、いざ!頂上目指してまっしぐら!!


・・・と言うほど今回の登山は甘くはなかった。
いきなり岩に立てかけてある木の梯子をよじ登らなきゃ先に進めないって知ったときは「大丈夫かな〜」とかなり不安になりましたね。

けど、それはそれでスリル満点だし、日頃こんなことする機会もないからっと言い聞かせて頑張りました。

途中には川が流れていたり、断崖絶壁・・・には遠く及ばないけど、ロープを握って行かないと登れなかったり、「これぞ山登り」ってな気分は十分過ぎるほど味わうことはできました。


2時間くらい歩いたところで、それまで誰ひとりとしてすれ違う人も先を行く人もいなかったのに、前方よりなかなか爽やかな青年が歩いて来ました。


どうやら頂上からの帰り道らしかったので、思い切って聞いてみました。
「この先に頂上があるんですか?あとどのくらいですか?」

と。爽やか青年は「もうあと5分くらいで頂上ですよ」と実に爽やかに教えてくれました。
爽やか青年は一気に爽やか好青年になりました(笑)。

「あと5分か〜 あと一息頑張ろ〜!!」


と、かなり疲れた体と足でしたが、俄然力が甦ります。
階段だったら2段飛ばし、ってなくらいの勢いで山道を登ります・登ります・登ります・・・・。


え〜っと・もうかれこれ20分は歩いているかと思われますが・・・
上着かないし!!
頂上見えないし!!

「5分なんてうそじゃん!!」

と爽やか青年の好感度は一気に谷底まで落っこちていきました(笑)。

それでもどうにかこうにか辿り着いた頂上は360度見渡せる大パノラマ!

「ほぉ〜」

それ以外に言葉になりません・・・・と言いたいところだけど、「きつい」だの「暑い」だの一通りの文句を言った後に、頂上に祀ってある小さな祠に手を合わせ記念写真を撮り、すぐさま下山開始。

ここだけの話・・登山前にコンビニでお弁当とお茶を買う予定だったのに、道に迷っているうちどんどん山に入り込み、コンビニどころか民家さえなくなり、登山をしようとする人間とは思えない「水分補給をする水分が一滴もない」状態で山登りを決行するという「素人ゆえの怖さよ」で登山したのでありますよ。

なので、悠長に頂上でくつろいでのどの渇きにうっかり気がつく前に、早々に帰らなければならなかったのであります。

まあそれでも、途中に湧水が流れている処にはコップが用意されてましたけどね。飲まなかったけど。

そんなこんなで登りは2時間少々。帰りは1時間半くらいはかかったから結構歩いたんだと思います。

その証拠に今日はふくらはぎと太腿が筋肉痛で痛いのなんのって。

下山した後はそのままコンビニに寄り、念願のお弁当を買い自宅で遅い昼食をいただきました。
そのあとお昼寝をし、頑張った自分に大満足して有意義な一日が終わったのでありました。


そうそう

途中で出会った爽やか好青年・・・彼の「あと5分くらいですね」・・は決してうそではなかったんだと後でわかりました。
好青年はたぶん20歳そこそこなお歳・・・比べてこちらはその2倍・・いやいやもう少しはいってるかと思わざるをえないお年頃。
体力が違いますがな(笑)。
それに往々にして行きより帰りの方が、下るだけだもの早いにきまってます。
きっと爽やか好青年は頂上から出会った場所まで5分位で歩いて来たのだと思います。

ごめんなさいね〜 突き落したりして(笑)


あと、あんなに心配していた日焼けは、山の中を歩くからほどんど日光に当たることはなく、汗はかいたけど、陽ざしにさらされることはなかったです。頂上だけが遮るものがなかったから暑かっただけでした。