空と美雨物語

昨年公演『シャングリラ』のスカステ放送を待ってました・ず〜っと。
で・
やっと昨日見ましたよ。



お話しの内容は殆ど知らなかったから、どんな展開で進むのか興味津津。
記憶喪失の主人公なんてそれだけでおもしろそうだもの。
途中空や海の子ども時代の辺りが、宙組の下級生の顔や名前を知らない事もあって、誰が誰やら区別がつかず誰の幼少時代の話?って混乱してしまった。
なんだか、この感じは以前『龍星』を見た時の「で・誰が本物の龍星なの」って思った時の感覚に似ていた(ちょっとだけね)。



空が正当防衛?とはいえ銃で人を撃った時「俺は誰なんだ」っていう言葉は物語を象徴した印象的な台詞だけど、どう考えてもあの場合「俺は人を殺してしまった」が正解のような(笑)気がしましたが・・・(いえいえ脚本に物申すなんてとんでもない)。
日本の近未来のお話しだからか、着物を使った衣装が斬新というか目新しいというか、なかなかおシャレではないですか。
けど、主役さんたち以外はず〜っと同じ衣装でしたね。



美雨はいつ頃から空に恋心を抱き、いつ嵐を諦められたんでしょうかね・・・なんてことは1回見ただけでは分からない奥深さがあるのでしょう・きっと。
記憶を失っている空の、なんだか淡々としたしゃべりも表情もいいわ〜と思いつつも、全体的に大空さんの台詞の量が少ない気もしましたが・・・。
野々すみ花さんは、最初のダンスからのず〜っと出ずっぱりなシーンが大変なのがよく分かる大粒の汗。娘役さんはあんまり汗をかいたところを見た事がないからちょっと貴重なシーンかも(笑)



で・こんなゲームの世界観に飛び込んだようなお話しなのに、相変わらず大空さんはカッコいい!
なんだけど、このお話しはふたりの恋愛模様はごくごく浅く描かれているように感じたからか、あの大空さん専売特許の「包容力」があまり感じられず、それはそれで空の役柄的には必要なのだろうと納得。
逆にいえば、持ち味を生かさない役作りの方が難しいんだろうな、と素人ファンは思う訳です。



大空さんの作品は主題歌というか、大空さんが歌う曲はなんだかいつも耳に残る。とうこちゃんの歌う感じとは全然違うんだけど、好きだな〜と思う気持と聞いていて切なくなるな〜という気持がある。
そんなこんなで、大空さんの歌声を脳内再生繰り返していたら、タカラヅカニュースで流れた『ヴァレンチノ』稽古場風景の大空さんはなんだかとってもコミカルな感じ。
再演物なんだけど、以前のはまったく知らないからどんなお話しなんだろうと思う。
チラシやポスターの大空さんはこれ以上ない素敵さ満開なんだけど、若干コメディー要素もあるんだろうか・・・。



明日が初日。
劇場に観に行ける方は、大空さんのあの包容力と男性にしか見えないステキな仕草と、甘い声と歌声に酔えるんですね・あぁ〜お話しにも・・・。
観に行けない私には、これから長い長い1年が始まるわけです(笑)。




いえいえ・待つ事にはもう慣れっこです(笑)